3月11日。
今日は日曜日。屋台を引いて、小金井公園へ。
ここ数日に比べると、穏やかなお天気。昼頃にはお日様も出て、子どもも、わんこも、お散歩や運動や、くつろぐ人たちがたくさん。
いつも通り、空の下、珈琲を淹れるときをかみしめる。
あれから一年。
34万人が未だ避難生活を送っている。被害の大きい岩手、宮城、福島3県の県外への避難者7万人強の約9割が福島から。「原発さえなければ。」の思いが強くなる。
一年前まで知らなかったこと、今は知っていること。
原発の状況は、震災後から今も変わらず危険な状態で、これがこの先ずっと続くこと。ずーっと後に残ること。
いろいろな想いに心を押し潰されそうになっても、3.11後、今を生きる私たちは、何が大切なことなのかをかみしめて、考えて、歩んでいく責任があると思う。
「忘れること」は人の持つ大切な能力だと思うけれど、機械ではない人は、全てを平等に記録するのではなくて、大切なことを選んで、「忘れないこと」もできる。
忘れないでいよう。
小金井公園の帰り道、ここ最近から、淹れた後のコーヒー豆たちを引き取ってくれる農家さんがいる。生ゴミ処理に有効だとか。
出茶屋で出るゴミは9割がコーヒー豆なので引き取ってもらえるのはとても助かる(屋台が軽くなる〜)。今日は、コーヒー豆を持っていくと、甘夏持ってく?と袋いっぱいに頂いた。
重量はむしろ増えたけど(笑)、そんなやりとりがむしょうに嬉しい。
誰かのために、何かのために、大切なもののために、
つながることは、エネルギーになる。