3.12

3.11へいろんな人の上げてる記事や想いを読む。

3年前の3月12日。こんな時こそ営業した方がいいと思い、小金井公園に行く。みんながひっそりと話していた。大丈夫?と案じていた。

友人から、原発が爆発する、逃げた方がいい、と連絡をもらう。

軽いパニックに陥いる。

 

思い出すと涙が出る。

 

 

福島で被災した方の投稿から。

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……

不安と不満、葛藤。
小さな争い。
大きな争い。
支援者と受給者。立場での争い。

やがて
皆で生き延びるため、情報といのちの、おすそ分け。

そして、
街から人がいなくなる。
心が色褪せてゆく。

失ったものは帰らない。
万物は必ずもとには戻らない。物も命も、想いでさえも。

似ているだけで違うものだ。

だからこそ、人は失ってはいけないものを訴え。

だからこそ、前より良いものを人は作り、願うのだと思います。

日本は、世界は何を残していくのだろう?
まちは、地域は、何を築き何を託すのだろう?

そして私は?

寒空と小雪が舞う外の景色をみながら、色々と思ってしまいました

今を生きるすべての皆様に、皆様の心のなかに在る最愛の方に、これからを生きる新しい命と文明に、
感謝と祈りを込めて。

 

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東京にいる私には分からないことがあるという、後ろめたさは変な気持ちだと思いながらも感じる。

けれど人間には共有する気持ちがあって、大震災と原発事故で、みんな何かが変わったと思う。

「失ったものは帰らない。」

それでも人と人は繫がり、共有することで何かを得られると感じる。

 

せめて、今の子どもたちに、少しでもよくなるものを残せたらと願う。

まだ事態は収束していないし、この先も何が起こるか分からないけれど、しっかり生きていきたいと、大切なものを、風景を心に感じながら生きていきたいと願う。

 

 

 

パソコンの横に置いてある、版画作家の古知屋恵子さんのとっても好きなポストカード。

こんな風に星を見上げて、微笑んで歳をとれたら、なんていいんだろう。

 

古知屋恵子